ランクルスの墓場

クソ記事を垂れ流す場所

日本代表ポーランド戦の見解

本題から。

日本代表、先日のポーランド戦で、残り時間10分くらいから0-1で負けているにもかかわらず自陣内でボールを回し、得点を取りにいかずそのまま0-1で敗北。同じタイミングで試合をしていたセネガルが0-1で敗北したことによりギリギリ2位で決勝トーナメント進出を決めたという一件があった。

これをリアルタイムで観ていた瞬間の感想としては、「自力で決めたわけではない決勝トーナメント進出に果たして意味があるのか?」であったが、よくよく考えてみると、今回の西野監督の判断を擁護する立場へと変わった。



そもそも、今回のケースは我々サッカーをよく知らない人間たちからすると「例外」のケースにあたる。
すなわち、サッカーという競技において「勝たなくても良い」というケースだったのである。
まぁこの辺はみんな詳しいだろうし省くけど、隣でやってたセネガルの結果も0-1なのでフェアプレイポイントで勝ちましたってやつです。

みんなが問題視しているのは、「隣のセネガル戦の結果がまだ未確定なのに攻めを打ち切ってしまい、セネガルの結果に賭けるという判断に出た」ということだと思います。ぼくも最初はそこが問題だと思ったのでああいう感想になったんですね。

通常、サッカーにおいて、対戦相手と考えるチームはもちろん今対戦を行なっている相手チームのただ一つです。なので、それに対して勝ち、引き分け、負けの中から一番良い成績を残せるように死力を尽くす。勝つか負けるなら勝つ。負けることに意味はありません(選手の成長が〜とかは除く)。
しかし今回はグループリーグなので、1位でなくても良い。2位で良い。つまりあの時行われていたのは2チームによるサッカーではなく、4チームによる戦いというわけです。

僕にとって一番わかりやすい例えを出すなら麻雀です。
オーラス、自身は3着と点数同じで着順のみの2着、アガれば1着、って感じ、15巡目イーシャンテンっていう状態をイメージしてください。
残りは3巡、降りるか押すか?
1位を狙うという一点なら押す一択でしょう。しかし、3位は当然のガン押しだし、1位、ラスも張ってる可能性は十分にある。ヘタに振り込むと一瞬で3位。ここで、3位がテンパイすることができないと読むなら無茶をせずに2位を狙いに行く降りという手も十分に考えられるのではないでしょうか。僕はやります。
残り3巡で3位がアガる、テンパイするなどすると大惨事ですが、それはリスクです。しょうがない。

あの状況で押してテンパイを取って自力の2着を確保するより、オリてしまう方が安全かつ2着も取りやすいという判断をしたのであれば、それは択のうちの1つだったと言わざるを得ません。サッカー、むずかしいね。


ちなみにあの状況、突然コロンビアがオウンゴールして、引き分けで終わると、セネガル1位(勝点5)、コロンビア2位(勝点4得失点+1)日本3位(勝点4得失点0)、ポーランド4位(勝点3)
で突然日本が敗北します。めっちゃおもろいのでやってほしかった。
以上です。