みなさんこんにちは。カタンに加担していますか？ランクルスです。
今回のお話は、ぼくの誕生日に遡ります。
Amazon「ピンポーン」
ぼく「わーい、誕プレ用のほしいものリストに入れてたガラナだ！(^o^)ガラナ、おいし〜」
Amazon「実は、配送物の中身はガラナではなくて…」
ぼく「ふにゅ？」
ぼく「これはなんですか？」
犯行声明「誕生日おめでとうございます！誕生日プレゼントはボードゲームが良いかと思いまして、「宇宙カタン」を送ります！ぜひご感想を聞かせてくださいね！P.S. ガラナも送ります！」
ぼく「なるほど、ね。」
ぼく「ガラナだけ送れや〜！」
（後日、ちゃんとガラナは来た）
友達が3人おらんねん。や、おらんわけでないが、カタンするぞ！1ゲーム120分な！って言ったら人集まらんでしょうが！
奥の手、使っちゃいますか。
コロナ禍で全く活動ができてないであろう、非電源に持ち込みます。よろしくお願いします。（老害）
ぼく「非電源の皆さん、お久しぶりです。実は、宇宙カタンなるものを犯罪者から送りつけられており、レビューを書けと脅されており困っています。来週の日曜くらいに持ち込むので、回してもらえませんか？
ぼくは午前10時にはいます。」
当日
ぼく「到着！（午前9時）お前ら、遅刻か〜？」
みんな「なんだこの老害！？」
まぁ、カタンを買った（ん）ことのある人はわかると思うんですけど、箱を開けて中のいろいろなやつを整えたりすると1時間くらいかかるし、説明書でも読んでようかなって。
まぁ、説明書を1時間読んでも分からんかったんですが。
↑箱からロケット（サイコロ）が出て来てビビるの図
↑盤面がデカすぎて固定資産税がかかりそう
↑勝った（ランクルスさんは白）
詳しいルールは説明書に譲るとして、近いゲーム性としては海カタンに近い。
宇宙船を飛ばして未開の地を目指して、新しい惑星を開拓するところとか。
通常カタンと比較して、良かったところ
・初期立地の簡素化
カタン島だと、開拓地の置ける場所は無限通り（無限ではない）あるうえに、自分が気持ち良くなることだけを考えて初期配置を考えると、他のプレイヤーが世界最強の立地を獲得、そのまま押し切って終了。みたいなことがままあるので、初期配置決めがそれはまぁクソむずかった。
「カタンにおける「全て夢中な60分」とは初期配置を悩む時間のことで、それ以降はサイコロを振るだけの運ゲーでしかない」
というのは、今ぼくが考えた言葉である。
スペースカタンには初期コロニーを置ける場所は全部で12箇所しかない。しかも、出目が（36分の）5.3.3で構成される島と、（36分の）5.4.2で構成される島しかない。つまりは、初期配置の時点で確率不利でオワ！みたいなことは狙わないと起きない。「カタンの醍醐味はダイスロールですよ」ということである。
・街道の撤廃
オタク、街道、無くしがち。（自由律）
なくなっちゃったwで、済むなら良いが、通常カタンには5戦に1回くらいの割合で「街道は全部で15本だから、あいつが伸ばし切ったとして〜」みたいなことを考える機会がある。なので、15本ないと困る。
街道無くした時の代用キャラランキング
（ぼく調べ）
1位 橋
2位 線路
3位 舟
宇宙カタンには、街道が存在しない。
それどころか、無くしそうなものは過剰に入っている。（宇宙船の底に貼って持ち主がわかるようにするためのシール（ぶっちゃけ不要）が2枚ずつ入ってたのはすごいと思った）
装備品も、各24。全員がフル装備になることはまずないので、かなり余る。
というか、宇宙船の装備が多いと強くて便利だが、最大騎士力みたいに、船についてるパーツが一番多い人に2点！みたいなのはない。
・補給物資の存在
この項目は、よくないところでも語るんですが、面白い試みではあると思う。5種の資材の山から8枚ずつ取って作る補給物資は、各プレイヤーのダイスの後、自身の持ち点の数に応じて、1枚か2枚か0枚を引く。
出目が出ないけど、資材は出るシステム。なんか知らんけど、回した時はみんなこれを引き忘れてて草。忘れんやろ普通。
ハンドが増えるので、交渉の余地が生まれる。ゲーム的に価値の高い資材を補給物資から持ってこれるかもしれない。必然的に見えないバンドが増えるシステムなので、○○欲しいんですけど持ってる人いますか〜？とかいう、通常カタンなら失笑もの（発言する前に持ってる人がいそうかどうか考えてから発言しよう！）の声かけも合法。
我々のサークルでは、「生活保護」と呼ばれ出した瞬間からそれが定着してしまった。悲しい。
・交易品の存在
これは良いと思った。宇宙カタンでは、海外貿易は3:1で任意資源と変えられるのだが、交易品に限り、2:1で任意資源になる。「交易品の方が、他の資源より明らかに価値がある」ということが非常にわかりやすい。
これによって、初心者でも交渉が切り出しやすい。
「交易品出すので、燃料くれませんか？」
まずはこれでいい。（序盤の燃料は価値が高い（ぼく調べ）ので答えはノーな気もしますが。）
相手にとって価値が高いものを売って（決して「自分にとって価値の低いもの」ではない）、自分にとって価値が高いものを買う、というカタンの当たり前を簡単に理解させてくれるとても良いシステムだと思います。
通常カタンと比較して、良くなかったところ
・重い
箱もカタンと比べて2回り大きいので、重い。
初見だと、説明書を1時間読んでわからなかった
ボドゲ初心者にこれやらせるべきじゃないYo
・妨害ができない
一般的なカタンって、「おい！あいつが伸びたぞ！みんなで止めるぞ！えい！えい！むん！」みたいな感じじゃないですか。人はトップに立つのを恐れ、トップに立つ時も「ぼくがトップです。よろしくね。（カタン島への宣戦布告）」みたいな感じなんですが。
ノブ「トップが止まらん！」
ノブ「そもそも宇宙蛮族がおらん！」
ノブ「7でハンデスしたのに引いとる！（補給物資を）」
というふうに、マジで妨害がない。
独走した人間が有利。
独走してる人間を止める方法、別の人間が別ルートでめっちゃ点数を伸ばすことしかない。
しかもよくないことに、独走した人間もされた人間も、なんかよく分からんけどめっちゃ伸びてる！？みたいな感想になる。（この問題は試行回数解決したいが、1ゲーム120分をたくさん回したくない）
そもそも「独走」で一番ありえるパターンって、異種族への交易船が真っ先に到達、2点！のパターンが多いと思っていて、そのパターンでは独走プレイヤーのみなんらかの異種族カードを獲得し自アドを確保、次の異種族を睨むみたいなパターンが多くて、後追いで追いかけてもその2点を奪われるまでに1人のプレイヤーに資源を14枚+ミサイルの移動ターンを要求できることを考えると、奪われるまでに相当時間がある。
そして、このゲームは資源を払った瞬間に点数が確定する行動は宇宙港の開設のみである。
点数を伸ばすために、明確にミサイルを移動するための「ターン」を要求されるため、かなり厳しい。
1回の移動で大量の点数を回収するためには、氷の星や宇宙海賊の基地を爆破しつつコロニー建築、というのがベストだが、それが一番できるのは当然独走プレイヤーである。
あと、かなり重要だが、「ブロック」はかなり厳しく禁止されている。
騎士都市カタンでいうところの、開拓地建築予定地に騎士を立てておいて後で動かしてという手段である。
移民船は1ターンのみ、交易船はそもそもコロニーポイントへの着地を許されない。
また、ドッキングポイントへも同様で、移民船は着地不可、交易船も着地するなら十分な船倉を持って、交易ができる必要がある。
宇宙港へ隣接するミサイルの移動にも規制があるが、まだ遭遇したことがない。
妨害は向かないゲーム性なので、妨害するよりも自分が伸びることを意識した方が良い。
・補給物資
補給物資は良いところもあるのだが…
ぼくは「カウンティング」がしたいため。中盤越えればまぁ補給物資も少なくなり、カウンティングが有効に働くことも多いが、序盤はほぼ無意味と言っていい。ハンド7枚のうち5枚が補給物資。みたいなことはザラである。というか7枚もあったら交渉がいらないケースの方が多い。
・ワープ
ワープ、強すぎ！？
ワープはクソ強い。広い宇宙の好きな場所へ任意の宇宙船を移動できる。
それを含め、宇宙船から黒を振る価値がかなり高い。勝ち確盤面を除けば、黒はかなり強い。
毎ターン40%で引けるらしいのだが、引けない。（いつもの）このゲーム、宇宙船が青黄しか出せないとまぁ辛い。黒を出せ黒を。
本音は置いておいて、ワープはマジで強い。このゲームは点数を伸ばすために、明確にターンが必要と先程書いたが、この過程を吹っ飛ばせる。
負けてるプレイヤーの勝ち筋として、「まず、黒玉からワープを引いて（ちくしょう！台無しにしやがった！）」となる。他の遭遇カードには「交易船即時供給」というやつもあるが、正直比較にならないくらいこれが強い。通常カタンでいうところの独占枠。
こんな感じです。
異種族について
異種族は全4種類（流浪民族様を除く）。
賢者種族 機動力と攻撃力
外交種族 なんか
緑の種族 資源倍化
交易種族 2:1港
という効果になっている。
うち、緑と交易は手前の方、賢者と外交は奥の方に船団を構えており、比較は当然この色同士となる。
全異種族から「2点」がもらえるという前提を抜いた上で、強さについて考えていきたいと思う。
緑>交易
これは間違いない。
そもそもプレイヤーは3:1交換ができるため、ダイス目から資源が出力できるのであれば、ダイス目1回でもらえる資源が任意資源2/3枚分になる緑の方が、任意資源1/2枚分の黄より明らかに強い。（交渉の際はそうでないケースもあるとはいえ、多いケースではない）
と、ここまで記事を書いて、箱を開けてアルマナック開け、異種族の名前等を確認していたところ
衝撃の事実が判明した。
緑の種族君の効果、各コロニー、宇宙港の産出量を倍にする効果と思っていたんですが、そんなことはありませんでした。
得られる資源の合計値に+1する効果と判明。
え、全部崩壊したんだけど？どうしよう？
ここからの記事は、このことに気づいてから書いています。今まで書いたことと矛盾することがあるかもしれませんが、笑って許してください。
賢者>=外交
これは2回のプレイを経ての感想になる。
と、言うより位置付けがこうなっていると言わざるを得ない。
賢者種族からは機動力と攻撃力をもらえる。
一般的に、機動力を確保してから次の異種族を〜というのが効率的に見えるので、まずは外交より賢者という結論になる。
ちなみに、テストプレイでは、賢者に一番にたどり着いたプレイヤーは、装備向上動力炉を取る傾向が多かった。機動力は正義、ということである。
しかし、いくら機動力を確保しても、次の交易船の製造、船倉の増産、移動を全て行う必要があるとすると、次の交易船のドッキングポイントへの到着は良くて2T後、悪いと3T以上かかる。
例えば、2隻以上の宇宙船を運用できる前提なら強いのだが、そうでないなら実は搭載砲を拾って、海賊の拠点の爆破を狙っていく方が点数に直結しやすいのでは、と思っている。
わかりづらい例えをいうと、名馬と郎党の関係。名馬は汎用性があるけど、郎党が最強なんだよね。
じゃあ外交種族は弱いのか？というと、良くわからん。
今までのゲームでは、場全体で賢者、交易、緑の種族に交易品を渡した段階で終盤戦に突入。外交種族の価値は「遠くにある2点」というゲームしか踏まなかったため。
外交種族キャラランキング（ぼく調べ）
1位 ターン1で交易品1枚→ハーフメダルに （レ・オーム、レ・バー）
2位 水道 （ラ・フノ）
ゴミ 3位以下なら自分のダイス後、上位2人選んでハンデス （ラ・フナ）
ゴミカス 城塞（ラ・ハル）
でも、ぼくこれ全部エアプなんですよね…
城塞はカス。転ばぬ先の杖は転ばなければいい。
緑の種族のルールの誤認に気づいたので、このゲームはもっともっとターンがかかるものだということが分かった。
そうなると、交易品→ハーフメダルへの変換 の得点効率がバカにならない。（2枚集めてツインハーフメダルや！と思ってたら、それは禁止らしい。）
宇宙カタンの水道、緑君の資源暴力で破壊すればよいためあんまり強くないと思っていたが、評価を改める必要がある。
と、ここで、ラ・フナ君について、あやしい記載を見つけた。
カードの記載
アルマナックの記載
これ、ワンチャン、誤植の説がありませんか？
実は「交換、建設フェイズに自身より勝利点が多いプレイヤー2人までからハンデスできる（2位でも打てる）」可能性が微レ存…？
CBに聞いてきます。
ほんとは、「外交種族は本当にゲームスピードについていけてないのか次回特攻プレイしてみて考えます！」みたいな締めをするつもりだったんですけど...
崩壊しました。
