ランクルスの墓場

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協力ゲーム「HANABI」で、君もエスパータイプになろう

みなさんこんにちは。
エスパータイプポケモンといえばでお馴染み、ランクルスです。

なんと、草津の温泉に浸かりながら、ボドゲを回しております。

今回激アツだったボードゲームHANABI」の紹介をしたいと思います。


このゲームは、みんなで花火師になって協力して5色の花火を打ち上げるぞ!というゲームです。

各花火の色は、白、赤、青、緑、黄の5色、1が3枚、2〜4は2枚、5が1枚の合計40枚となっています。


各々は手札を4枚(4人の場合)持ち、自分にだけ「見えない」ように専用の台に挿します。

画像の左の方にある水色の模様がついたトークンが8個あり、これを使ってやり取りを行います。


出番にできることは3つ。

1 トークンを消費して情報を1つ教える
2 手札の1枚をプレイする
3 手札の1枚を捨て札にし、トークンを獲得する

手番の終わりに手札を上限まで補充し、次の人の手番となります。


情報を教える際は、手札の「色」か「数字」が何枚あって、それはどれかということしか教えることができません。

赤5緑4緑2青4 のような手札だとしたら、「これとこれは4です」とか、「これとこれは緑です」みたいな感じの指定になります。
このゲームは優しいので、カードの並び替えや上下は自由に入れ替え可能です。


花火5色は1から小さい順にプレイしていき、ゲーム終了の段階で、打ち上がった花火の合計点数を取っていくゲームです。



細かいルール説明はご購入いただいた後に説明書の方にお譲りするとして、

https://hobbyjapan.games/hanabi-starmine/


今回10時間くらい突貫で遊んで得られた感想や攻略ワザップを語っていきたいと思います。


このゲームで大切なことはつあり、

1つ目は「1つの情報にできる限り多くの情報を含める」ということです。
1つの情報で1人の2つ以上の情報を与えられると効率がいいです。

わかりやすいところで言うなら、このゲームではゲームの序盤では1を持っているプレイヤーに情報を与えると思うのですが、プレイヤーの手札が下記で、黄色の1をプレイして欲しい時はどんな情報を渡せば良いでしょうか

素直に考えると、「1番右が1」という情報になると思います。これなら間違いはあり得ません。
もう少し深掘りして明文化すると、この指示によって得られる情報は下記の通りです。

・1番右が1
・1番右以外の3枚は1ではない


しかし、もう少し考えると「1番右が黄色」という情報でも指示を受けたプレイヤーは1をプレイしてくれると考えられます。
なぜなら、すべてのプレイヤーの中で「序盤では1を持っているプレイヤーにその情報を教えるべき」という認識があるという前提があるので、情報を受けたプレイヤーはこれが1であるということを察することができるためです。
そのような裏の情報まで考えると、得られる情報は下記になります。

・1番右は1
・1番右以外は1ではない(1を複数持っているなら1を複数枚という情報になるため)
・1番右は黄色
・1番右以外は黄色ではない

と、このように裏読みをすることで多くの情報を渡すことができます。


また、このゲームは思った以上に手札を捨て札にする行動を取らなければなりません。ですので、手札のうち2枚以上が不要なカードであるということを伝えられるのであれば、それを伝えることも選択肢の一つです。

高得点を目指すのであれば、5の位置を伝達することも有効な行動となります。

2つ目に、「今引き」という情報です。

今度も序盤の局面で、同じくどのように情報を出して黄色の1を出してもらうかというですが、逆さになっている1は今引いてきたカードであるという情報が追加されています。また、少し意地悪して黄色の5を加えました。黄色指定ではどちらが1かを特定することはできないため、一見数字を情報として与えた方が良いように見えます。

ここの場合も、与える情報は数字ではなく、黄色の2枚を教えるだけで問題ないです。

なぜなら、今引いていない方の黄色が1であるなら、もっと早くその情報は自分に伝えられているべきであるため、今引いてきた方が重要なカードであるということがわかるからです。

また、このゲームではカードの並び替えを強く推奨します。ぼくのおすすめの並び替え方は、情報を得たカードを逆さまにして左に寄せ、新しく引いたカードを右に詰めていく並べ方です。

これは半分くらい感想になってしまうのですが、このゲームは困ったら新しく引いたカードを使う方が勝率が高いです。
おそらく、手札の残り3枚が盤面に対して有効ならもっと早く指示が出ている、また、〇〇ではない、という補集合的な情報を持っていることが要因なのでは…と思っています。が、よくわかりません。


3つ目は悩んだら安定行動を取ることです。
これはぼく自身が痛い目を見たからなのですが、序盤であればあるほど素直に行動を行うべきです。

このゲームで定石と考えられるものはざっくり下記となります。ただし、あくまで定石なのでゲーム序盤でしか使えませんし、全てが正しいというわけでもないです。
※例外としては、「この情報は自分ではなく、次のプレイヤーに出してもらった方が良い時」などがあります。

・出せる情報が複数ある場合は、一度に与えられる情報が多い方を伝える
・プレイできる手札が複数あり、その内容を選ぶことができる場合は①1であるもの②後に情報を受けたもの③それを置いたときに自分目線で他人の行動が増えるもの④その他 をプレイする
・困ったら変に深読みをせずに今引きのカードを捨てる


4つ目からは完全クリアを目指すために必要なこととなります。
まず、「1/2以上の確率が見込まれるなら通しに行く」ことです。

他の人からの情報で、自分の2枚の手札のうちどちらかはプレイ可能だったり、プレイ可能ではあるが順番がある、のようなことが起こることがあります。
このゲーム、完全クリアを目指すのであれば手番が足りない印象です。1回50%を通して手札をプレイが決まるとだいぶ楽になります。


ラストの5つ目は「エスパーになる」です。
もう少し詰めると、言外の情報から自分の手札を推測する、ということになります。

さらに噛み砕いて説明すると、自身が手番を行うときに持っている情報は他プレイヤーから供与された情報以外に、自分から見える他人の手札の情報も参考に行動することとなります。

他人の行動内容から、自分には見えないはずの自分の手札の内容をある程度推測できるというのがポイントとなります。

もう少し詳しく解説すると、このゲームでは、ヒントトークンが0個の状態で手番が回ってくると、手札をプレイするか、カードを捨てるか、のどちらかの行動を取らなくてはなりません。

このことを前提に、ヒントトークン1個の状態で手番を得た自分の1つ前の順番のプレイヤーが、情報を渡さずにあえて手札を捨ててトークンを作ったらどうでしょうか。

自分に向けて出せる情報がないということとともに、自分にトークン0で手番が回るのはまずい→「自分は捨てて良い手札が少ない」ということが透けてくるのです。
このような感じで、自身の手札の色の偏りや、5の有無等を把握することができたりすることがあったりします。
これが決まると大変気持ち良いです。


6つ目は「有効札を山に沈めないこと」です。
祈ってください。


総評
おもしろかった。
割と初見でも22点〜くらいは出せるのだが、満点の25点を目指すと全てが噛み合った上で50%を通しつつ有効札を山に沈めない必要があり、本当に難しかった。
プレイを重ねていく中で4人の中での定石や信頼が生まれ、俺たち、うまくなってるな…というのを実感できたのが良かった。

悪いところとして、自分の行動が正しかったのかどうかも他の3人はある程度判断できるため、ガチのプレミをかますと3人から一生詰められた。

みんな、ストイックすぎない?



〜おまけ〜
ぼくたちが実プレイで使っていたことば図鑑

・焼く、焼き合作、(ラデツキー行進曲
手札を捨て札にすること
www.nicovideo.jp
↑神動画なので絶対視聴すること!
・建てる、建築する
手札をプレイすること
・ヤクザ
情報が確定しているわけではない状態で行動すること、(主に50%を通しにいくときに使う)ヤクザ建築、ヤクザだけど焼き合作する
・ツモ切り
山札から引いたカードをそのまま焼くこと



焼き合作って何?

おわりです